「店舗運営の経費で広告費はいくら位が妥当?」
「効果的な使い方を知りたい」
経営者にとって、広告費を毎月いくら掛ければ良いのか気になりますよね。
店舗を運営する上で広告費は売上の5~10%が相場と言われています。
本記事では、その理由とともに、月々の限られた予算の中で広告費を効果的に使う3つのコツや、広告費をかけずに店舗をPRできるツールについて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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【店舗運営】広告費の相場は売上の5~10%

大企業のように潤沢な資金があれば別ですが、中小企業の場合、広告費の相場は売上の5~10%と言われています。
月の売上が200万円の店舗の場合、広告費は10万~20万円の計算となり、あまり広告費に対して経費をかけられないのが現状です。
- 店舗運営は広告費以外に多くの経費がかかるから
- 安く集客できるツールが多いから
店舗運営は広告費以外にも、多くの運営費用がかかります。
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- 人件費
- 材料費
- 保険料
- 広告費
また、現代の集客方法は多様化しているため、多くの費用をかけなくても安く集客できるツールが利用可能です。
多額の広告費をかけなくても宣伝ができる点から、広告費の相場目安は5%~10%と言われています。
店舗運営で広告費を効果的に使う3つのコツ

限られた広告費を効果的に使うコツを3つご紹介します。
- イベント時に広告費を使う
- 認知度に合わせて広告費を使う
- 無料や低額で使えるツールを活用する
1つずつ見ていきましょう。
①イベント時に広告費を使う
店舗でイベントを開く場合、イベントがある月は多めに、無い月は少なめにするなど毎月の広告費を柔軟に調整して使うと良いでしょう。
毎月固定で広告費を使うのではなく、イベントを開いた際の書き入れ時に、力を入れて販促することでたくさんの集客が見込めます。
店舗の業種によって、年間で売上が落ちる月がある程度分かっている場合、その月に合わせて広告費を増やすのも効果的です。
状況に合わせた広告運営をしていきましょう。
②認知度に合わせて広告費を使う
自身の経営する店舗がどれほど認知されているかを客観的に見て、認知度に合わせて広告費の割合を変えるのも一つのコツです。
- 認知度が高い場合:広告費の割合を低くする
- 認知度が低い場合:広告費をかけて宣伝する
開店して最初のうちは、売上の10%以上を広告費に使い、認知度が上がってきたら5%ほどにするなどの工夫をすると良いでしょう。
③無料や低額で使えるツールを活用する
現在有料のツールを使っている方は、無料や低額で使えるツールへ徐々にシフトすると、その分の広告費が抑えられます。
無料や低額のツールは、有料に比べて使える機能が制限されるものもあり、全て移行できないと考える方もいるでしょう。
そのため、一部は有料、一部は無料と、それぞれのツールを理解しながら、使い分けを行っている店舗もあります。
次の見出しで無料で利用できるツールを紹介していますので、広告費を抑えたい人は参考にしてください。
【無料で集客】広告費をかけずに店舗をPRできる3つのツール

毎月の広告費の目安金額や利用するコツについて分かったところで、広告費をかけずに店舗をPRできるツールを3つご紹介します。
- Googleマイビジネス
- 公式LINEアカウント
- Instagram(インスタグラム)
以下で見ていきましょう。
①Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)
Googleビジネスプロフィールとは、経営する店舗の地図情報などをあらかじめ登録しておくと、Google検索やGoogleマップなど各種の検索結果に表示されるサービスのことです。
- 店舗の基本情報を無料で掲載
- 口コミに返信できる
- アクセス分析ができる
Googleビジネスプロフィールでは、店舗の基本的な情報を登録しておくことで、店舗の業種や位置が分かりやすくなり、集客に繋げられます。
また、実際に店舗を訪れたユーザーが投稿した口コミに返信ができるため、双方向からコミュニケーションが可能です。
アクセス分析を行うことでユーザーの行動が把握できるため、改善していくことで集客アップが見込めます。
- ユーザーにどんな店舗か伝わりやすい
- ユーザーに気付かれやすい
- 基本無料で利用できるため広告費が抑えられる
Googleビジネスプロフィールでは店舗の外観や内観も写真として掲載できるため、ユーザーにどんな雰囲気を持った店舗なのか伝わりやすいメリットがあります。
ユーザーが店舗を検索すると、上位や目立つスペースに店舗情報が掲載されるため、気付かれやすい点もポイント。
基本無料で利用できるため、それまでかかっていた広告費が抑えられるのもメリットとして挙げられます。
②LINE公式アカウント

LINE公式アカウントはLINEアプリのアカウントを持つ店舗が、友達追加をしたユーザーに対して直接情報を届けられるサービスです。
NTTドコモのモバイル社会研究所では、スマホ・ケータイ所有者のうちLINEを利用している人は81.6%にのぼるとの調査結果が出ており、利用されているSNSの中でもダントツの利用者数を誇ります。
- 初期費用なし、月額費用無料
- 充実した分析機能
LINE公式アカウントは基本的に初期費用も月額利用料も無料で利用できます。
ただし、1ヶ月に1,000通以上のメッセージを送る場合は有料プランへの切り替えが必要になるため注意しましょう。
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額固定費 | 無料 | 5,000通 | 15,000通 |
無料メッセージ 通数/月 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ 従量料金(税別) | 不可 | 5円/通 | 〜3円/通 |
また、メッセージの開封率や友達の追加数からブロック数などの細かい項目が分析できるため、マーケティングに役立ちます。
- リアルタイムで情報を届けられる
- 開封率が高い
- 顧客の分析ができる
LINEのメッセージが届くとプッシュ通知がスマホに届くため、リアルタイムで情報を届けられる点と、開封率が高い点がメリットとなります。
LINE公式アカウントでは顧客の分析ができるため、さらなる集客に繋げることが可能です。
顧客へより適切なアプローチを行うために、分析は欠かせません。
詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてください。

③Instagram(インスタグラム)

Instagramは、LINEと同じSNSの一つで、画像や動画の投稿が多く、視覚的にアピールが可能です。
わからないことがあるとまずスマホでインターネット検索をする人が多くなっていますが、特に20代〜30代の若い世代はInstagramでハッシュタグを検索し、メニューや店舗の雰囲気、アクセスなどを検索するのが当たり前になっています。
- 画像・動画がメインのため視覚的にアピールが可能
- ハッシュタグで投稿を検索できる
「インスタ映え」の言葉が2017年の流行語大賞に選ばれたほど、Instagramでは見栄えの良さが重視されており、一瞬で目を引く画像を掲載すると、多くのいいねを集められます。
投稿にはユーザーの検索しそうなハッシュタグを付けることで店舗のアカウントを見つけてもらいやすいです。
- フォトジェニックな写真を投稿することでファンを増やせる
- ハッシュタグをたくさん付けて検索性を上げられる
- お客様と直接コミュニケーションが取れる
Instagramはコメントやいいねなどでお客様と直接コミュニケーションが取れるSNSです。
お客様とのやり取りを丁寧に行えば、見込み客になる可能性があります。
詳しくは下記の記事でチェックしてください。

広告費で効果的に集客!店舗運営の集客におすすめな3つの方法

無料のツールを使う分、これまでかけてきた広告費が削減できます。
ここからは、広告費を使った店舗運営の集客におすすめの方法を3つ見ていきましょう。
- 検索・予約サイトを利用する
- チラシを配布する
- 紙媒体に掲載する
1つずつご説明します。
①検索・予約サイトを利用する
まずは、検索・予約サイトを利用する方法です。
検索や予約を行うのにアクセスするポータルサイトは主に3種類存在します。
- 総合型:Yahoo!JAPANやGoogleなどの総合的なサービスを提供している
- 地域型:地域の情報に特化
- 専門型:特定の業種やサービスに特化
店舗の形態に合わせて、専門型のポータルサイトを選ぶと良いでしょう。
- その分野に興味のある人が集まる
- 広告費がかかる
- 他社との差別化が必要
専門型ポータルサイトは既に業種やサービスの絞り込みが行われているため、その分野に興味のある人がアクセスし、検索・予約を行います。
広告費がかかることがほとんどのため、かけた費用に対して効果を得られるか検討した上で利用に進みましょう。
▼飲食業の主なポータルサイトと掲載料
ポータルサイト | 掲載料 |
食べログ | 無料会員あり 有料会員1万〜10万円 |
ぐるなび | 無料会員あり 有料会員1万〜3万円 |
ホットペッパーグルメ | 無料会員あり 有料会員要問合せ |
また、同業他社が多数掲載されているため、差別化は必須です。
②チラシを配布する
昔からの宣伝方法であるチラシを作って配布する方法も、ターゲットを特定地域に絞って認知してもらうための有効な手段の1つです。
- 新聞折込
- ポスティング
- 街頭配布
- 電子チラシ
チラシの配布方法は上記のようなものがありますが、近隣の人に店舗の存在をアピールするためにはポスティングがかかる費用が低く、効果的です。
広範囲に1回だけではなく、狭い範囲に2回、3回と繰り返し配布することで単純接触効果により新規顧客はもちろん既存顧客がリピーターになる可能性が高まります。
チラシを作るためにはデザイン料や印刷代がかかりますので、この金額についても広告費で予定しておきましょう。

③紙媒体に掲載する
新聞や雑誌など、紙媒体に広告を掲載する方法もあります。
インターネットの普及率が高い今、オフライン広告である紙媒体は衰退の一途を辿ると言われていましたが、今もなお多くの企業に利用されています。
- 信頼性が高い
- 多くの人に読まれる
- 中高年層にアプローチできる
- 情報を手元に残せる
紙媒体には上記のメリットがあります。
特にスマホをあまり扱わない中高年層は、紙媒体に載っている情報を信頼しているため、中高年層にアプローチが可能です。
ただし雑誌への掲載料は、安くて50万円、高くて270万円ほどになるため、いくらの広告費をかけるべきか計算しましょう。
広告費を効果的に使って店舗を宣伝しよう
店舗運営には広告費が必要ですが、多くの広告費をかければそれだけお客様が来るというものではないため、目安となる金額を月ごとに設定して、その範囲で効果的な広告を出していくのがおすすめです。
店舗運営の広告費の目安は売上の5〜10%と言われています。
無料ツールや有料ツールを使い分けて店舗を宣伝していきましょう。
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